関西支部会員各位
一般社団法人日本機械学会 関西支部
第82期(2006年度)から、商議員が推薦する関西支部所属の個人会員も支部専門部会に参加できるようになりました。
下記案内をご覧のうえ、ご興味のある部会へご参加いただければ幸いです。
なお、座席数に限りがありますので、商議員以外の個人会員で参加ご希望の方は、事前にお近くの商議員または
関西支部事務局(E-mail: info@kansai.jsme.or.jp, TEL: 06-6443-2073)までご連絡ください。
記
第93期第2回支部専門部会の案内
と き |
2018年2月20日(火)15:00~17:00 |
ところ |
大阪科学技術センター 6階
〔大阪市西区靱本町1-8-4/電話(06)6443-5324
地下鉄四つ橋線「本町」駅下車28番出口より北へ400m,靭公園北側〕
http://www.ostec.or.jp/ostec-room/html/access/access.html |
議 事 |
1)新商議員に対する専門部会の趣旨説明の件
2)委員自己紹介
3)前回議事録確認
4)講習会、定時総会講演会などの企画に関する討議
5)専門部会活動に関する討議
6)次期部会長、幹事互選の件
7)専門分野での情報交換(話題提供など)
8)その他
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○各部会話題提供 |
各部会話題提供
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第1部会
(601号室)
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「“ねじ”は機械要素の名野手 ~ねじの力学を再考する~」
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神戸大学 大学院海事科学研究科 教授 福岡 俊道氏
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実構造物の締結部設計の観点から、ねじの締め付けや強度に関して、これまであまり認識されていなかった力学特性や最近明らかになった知見を紹介する。
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「下負荷面モデルを用いた弾塑性解析技術構築への取り組み」
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ヤンマー㈱ 中央研究所 基盤技術研究部 生産技術グループ 安食 拓哉氏
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ヤンマーでは強度設計を高度化するために下負荷面モデルを用いた弾塑性解析技術の構築を進めている。下負荷面モデルを陰的応力更新法に適用した手法を紹介するとともに、これを用いた解析事例について報告する。
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第2部会
(600号室)
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「カーボンフリー社会の実現を担うシミュレーション技術の構築」
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パナソニック㈱ テクノロジーイノベーション本部 山本 恵一氏
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パナソニックではカーボンフリー社会の実現へ向け、水素のバリューチェーン構築に向けた研究開発を実施している。その中で、フィッティングパラメータを用いずに燃料電池の革新的な電極構造設計を可能とするマルチスケールシミュレーション技術について紹介する。
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「人工光型植物工場における栽培環境の最適化について」
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大阪府立大学 大学院工学研究科 機械工学分野 准教授 木下
進一氏
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近年注目されている人工光型植物工場は、制御された環境での栽培により、安全かつ安定した作物の供給が期待されている。この栽培技術の普及において、照明・空調負荷の低減、栽培環境の均質化、作物の機能性向上が肝要であり、それらに向けた本学での研究活動について紹介する。
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第3部会
(602号室)
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「トポロジー最適化による構造設計の革新」
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京都大学 大学院工学研究科 教授 西脇 眞二氏
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トポロジー最適化は、構造の形状だけでなく穴の数の増減などの形態の変化も可能とするもっとも自由度の高い構想最適化の方法である。この方法により、きわめて高機能な構造が得られるだけでなく、新しい機能をもつ革新的な構造を得ることも可能である。本講演では、このトポロジー最適化を、様々なデバイスおよび材料の構造設計に展開した事例を紹介する。
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第4部会
(603号室)
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「宇宙環境への人体の適応と健康寿命の増進を目指して ― 機械工学からの挑戦 ―」
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同志社大学 理工学部 機械システム工学科 教授 辻内 伸好氏
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宇宙医科学研究は、地球上では深刻な問題となっている老化や身体機能の低下による歩行困難の原因解明や防止・抑制策の研究にも応用することが可能である。そこで、NASAとの共同研究を通じて、地上でのシミュレーション実験で得たデータを宇宙研究にフィードバックするとともに、宇宙環境での実験結果を地上での人体の活動補助に応用することを目指し、機械工学的視点から我々が実施している関連研究について紹介する。
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「土砂の掘削挙動を考慮した剛体・油圧駆動システムの動的シミュレーション」
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㈱神戸製鋼所 技術開発本部 機械研究所 振動音響研究室 上村 祥平氏
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個別要素法(DEM)を用いて土砂の挙動をモデル化し、剛体・油圧駆動システムとのコーシミュレーションを行うことによって、土砂の掘削挙動を考慮した剛体・油圧駆動システムの動的シミュレーション技術を開発した。
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第5部会
(605号室)
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「技術論のための事例分析」
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関西大学 社会学部 教授 斉藤 了文氏
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工学は、設計、製造、メンテナンスの3つに分かれる。生産過程とか製造に集中して技術を考えることが多かったが、現在は、何を作るかということに関わる設計のポイント(アップルとホンハイ)と、作った後の人工物をどう使っていくかのメンテナンス(GE)に焦点が当たるようになっている。この設計とメンテナンスに焦点を当てた技術論を考えようとする。さらに、科学技術と社会との関わりに関して、ここでは2つの点に焦点を当てる。一つ目は、製造物責任法を少し深く読み解く必要があるということだ。二つ目は、メンテナンスというポイントがどのような意味を持つかを解明していく。技術をどのように社会の中に位置づけるかを考える。最近の新聞記事などを参考にして、これらのポイントを踏まえて、技術論として統一的な方向性を見つけたい。
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