関西支部シニア会は、2008年度の機械の日の一環として、8月22日から24日の3日間、大阪科学技術センターにおいて小学生を対象に夏休み理科工作教室を開催しました。本行事は、理科に対する興味や学力が低下し社会問題となっている中で、理科工作を通して機械の面白さを体験してもらうことを目的としたものです。①紙飛行機・ブーメラン、②レーシングカー、③歩くおもちゃ、④こま、⑤ペーパークラフト・ロボクラフトの各テーマ別に参加者を募集したところ、大阪府、大阪市、堺市各教育委員会の後援を得て周知したこともあり、160名の定員は直ちに満員になる程の人気でした。参加した子供たちは、14名のシニア会会員や22名の関西学生会学生諸君の指導でいきいきと工作、実験に取り組み、飛ぶ、走る、歩く、回るなど運動のしくみを考えてみることができました。保護者へのアンケート結果では「こどもが工作を楽しめてよかった、しくみの説明はわかりやすく参考になった、また参加したい」との声が多くみられました。関西支部シニア会にとっては初めての理科工作教室の開催で、ボランティアの募集、数回におよぶ打ち合わせ等、準備に相当な時間を要しましたが、開催趣旨が参加者によく浸透し、初等教育に対する機械学会の貢献として成功したと考えます。この経験を踏まえて、今後は各地の小学校や公共施設への出張教室の開催を検討予定です。最後に、本行事の運営にご協力いただいたボランティアの皆様に謝意を表します。
以下は当日の模様です。
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