参加ご希望の方はお早めにお申込み下さい.(定員・申込締切はこちら) |
2025.9.1公開 |
日 時 |
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会 場 | 大阪科学技術センター 8階 中ホール | |||||||
趣 旨 | 製品あるいは要素技術の開発期間の短縮・高精度化が進み,設計現場における流体解析の重要性が増してきています.本講習会では,流体解析の基礎理論,モデル化の考え方,解析結果を設計に生かすための情報抽出技術等を分かり易く説明するとともに,最新の解析手法や適用事例の紹介を通して,実務者に役立つ講習会に拘っています.講習会の中では,情報科学的アプローチを融合した問題解決手段として注目されているフルードインフォマティクスや,機械学習,大規模な並列計算の活用事例に加え,解の検証,解析の妥当性評価方法にも触れ,2日間で幅広く習得できるように構成しております. これから設計,開発,研究部門などで熱流体,複雑流れに取り組もうとされる若手技術者,研究者の方々はもちろん,既に流体解析に取り組まれている中堅技術者の方々を含めたすべての方を対象としておりますので,奮ってご参加ください. 本講習会では,講師の先生方への個別相談会を企画しております.日々の業務で困っている技術課題を先生方へ相談してみませんか.また,数値シミュレーション関連の企業から提供サービスの紹介も実施します. |
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キーワード | 熱流体,流動,乱流,CFD,流体解析,フルードインフォマティクス,ターボ機械,可視化,V&V,燃焼シミュレーション,OpenFOAM,機械学習,深層強化学習,大規模シミュレーション | |||||||
題目・内容・講師 | ||||||||
時間 | 題目 | 内容 | 講師 | |||||
第1日目:11月19日(水) | ||||||||
9:00~9:05 開会の挨拶 | ||||||||
9:05~10:35 | 計算流体力学の基礎 | 流体シミュレーションを実施するにあたり,理解すべき内容の中から基礎的且つ重要な項目について解説を行う.具体的には基礎方程式の無次元化,熱方程式や移流方程式に対する差分法の考え方,精度解析と安定解析等である. | 京都工芸繊維大学 機械工学系 山川 勝史 |
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10:40~12:10 | 乱流の数値解析の基礎 | 機械工学で現れる多くの流れは乱流である.乱流の基礎知識をまとめた後,乱流の数値シミュレーションの事例を紹介する.これらの事例を通じて,乱流の普遍性とその起源を丁寧に説明し,応用計算で用いられるRANSやLESといった乱流モデルの基礎を概説する. | 大阪大学 大学院 基礎工学研究科 後藤 晋 |
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12:10~12:40 | 実務を加速させる産業利用向けFOCUSスパコンのご紹介 | 計算科学振興財団(FOCUS)が産業利用向けスーパーコンピュータとして提供しているFOCUSスパコンは,「実務で使える/使いやすいスパコン」として広く門戸を開き,これまで400法人以上の方々に利用されてきた.本講演ではFOCUSスパコンの概要について紹介する. | 計算科学振興財団 高橋 太一 |
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12:40~13:10 | 個別相談会 | 1日目講師の先生方への個別相談会 | ||||||
13:40~15:10 | データ同化の基礎と応用事例の紹介 | フィジカル空間の観測データとサイバー空間の数値シミュレーションを融合するデータ同化の基礎を概説し,主に流体関連の事例を通して,アンサンブルカルマンフィルタ,4次元変分法,そして,機械学習手法を利用したデータ同化について解説する. | 産業技術総合研究所 三坂 孝志 |
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15:20~16:50 | V&Vの基本的な考え方と不確かさ評価事例 | 国内外におけるモデリング&シミュレーションの検証と妥当性確認(V&V)に関するガイドラインの現状とV&Vの基本的な考え方,そして,その適用事例について紹介する. | 日本原子力研究開発機構 田中 正暁 |
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第2日目:11月20日(木) | ||||||||
9:00~10:30 | 複雑内部流れ場の知的可視化と流動診断 | CFD結果から流体力学的に意味のある情報を抽出・表示する知的可視化技術として,渦構造の同定法および限界流線のトポロジー解析を概説するとともに,知的可視化技術を適用することによって,ターボ機械の内部流れ場で発現する複雑な流動現象を解明した流動診断事例を紹介する. | 九州大学 洋上風力研究教育センター 古川 雅人 |
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10:40~12:10 | HPC-CFDとAIの融合によるスマートデザイン ~自動車CAEを例に~ | 超並列計算機環境を活用したリアルタイムリアルワールドシミュレーションシステムを基盤技術として,CFDとAIを融合させたスマートデザインとその自動車CAEへの適用例(多目的形状最適化,トポロジー最適化,サロゲートモデル,流れの縮約モデル,生成AI等)を紹介する. | 神戸大学 システム情報学研究科 理化学研究所計算科学研究センター 坪倉 誠 |
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12:10~12:40 | 企業紹介 | 提供サービスのご紹介 | ・(株)ヴァイナス ・Rescale Japan | |||||
12:40~13:10 | 個別相談会 | 2日目講師の先生方,企業への個別相談会 | ||||||
13:40~15:10 | 深層強化学習を用いた形状改善・流体制御 | 深層強化学習を用いた翼の形状最適化,円柱後流のカルマン渦の制御の研究例を紹介する.また,深層強化学習を流体力学の問題に活用するために解決すべき強化学習の「環境」に関する課題と展望について述べる. | 大阪大学 大学院 工学研究科 岡林 希依 |
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15:20~16:50 | アンモニア燃焼炉を対象とした燃焼シミュレーション事例の紹介 | 近年,二酸化炭素の排出を削減するため,水素やアンモニアの燃焼利用が注目されている.本講演では,燃料の反応機構および流体と固体の熱連成を用いた燃焼計算手法をOpenFOAMに導入し,アンモニア燃焼炉における排気NO濃度を予測した事例を紹介する. | 大阪大学 大学院 工学研究科 堀 司 |
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定 員 | 70名 | |||||||
申込締切 | 2025年11月12日(水) | |||||||
聴講料 (税込) |
正員 30,000円(学生員 10,000円) 会員外 50,000円(会員外学生 15,000円) ※学生員から正員資格へ移行された方は,卒業後3年間,学生員価格で参加可能です.申込フォームのチケット資格は「正員(学生員から正員への継続特典対象者)」を選択し,通信欄に卒業年と卒業された学校名をご入力ください. ※「若手会員のための資格継続キャンペーン」: 講習会に参加された40歳未満の正員を対象に翌年の会費を全額免除致します. 条件等詳細は,以下URLをご確認ください. https://www.jsme.or.jp/member/member-service/wakatecp2023/ |
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申込方法 | Peatix(ピーティックス)にて受付いたします. Peatixの導入について(https://www.jsme.or.jp/event-peatix/ )に記載の注意事項を予めご一読の上,下記よりお一人ずつ個人単位でお申込みください. https://jsmekansai400.peatix.com ■参加費については,11月12日(水)までに決済をお願いいたします. ■決済はクレジットカード,コンビニ/ATMが選択可能ですが,コンビニ/ATMでのお支払いの際は,1件あたり220円(9月16日以降は330円)(税込)の手数料をご負担いただきます. ※コンビニ/ATMでのお支払いは,申込締切日の1日前に締め切られます. ■原則として,決済後はキャンセルのお申し出がありましても返金できませんのでご注意願います. |
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注意事項・ その他 |
■本講習会は,現地開催となります. ■申込受付後,聴講券をお送りしますので,両日とも必ずご持参ください.テキストは当日受付にてお渡しいたします. ■講師その他にやむを得ない事情がおきた場合,プログラムの一部を変更することがありますのであらかじめご了承ください. ■参加者による,セミナーの撮影,録音は禁止です. ※当日発表の音声,スライドの著作権は発表者に帰属します. ■記録用に写真を撮影し,ニュースレターなどに掲載させて頂くことがございます. ■お申込みの際にご提供いただいた個人情報は,当該行事の運営業務のために利用するほか,当支部が主催する講習会・セミナーのご案内のために利用させていただきます.今後のご案内が不要の場合はお知らせください. |
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主催・ 問合せ先 |
一般社団法人日本機械学会 関西支部 〒550-0004 大阪市西区靱本町1-8-4 大阪科学技術センタービル内 TEL:06-6443-2073 FAX:06-6443-6049 E-mail:info@kansai.jsme.or.jp |