一般社団法人 日本機械学会関西支部

(社)日本機械学会関西支部 2008.10.3更新


第299回講習会
「3次元CAD,自動化,統合化,最適化の基礎と応用」
(申し込みコード番号:84-10)
協 賛 エネルギー・資源学会,化学工学会関西支部,可視化情報学会,空気調和・衛生工学会近畿支部,計測自動制御学会関西支部,システム制御情報学会,自動車技術会関西支部,精密工学会関西支部,電気学会,電気設備学会関西支部,土木学会関西支部,日本化学会,日本ガスタービン学会,日本金属学会関西支部,日本計算工学会,日本建築学会近畿支部,日本工作機械工業会,日本工作機器工業会,日本航空宇宙学会関西支部,日本材料学会関西支部,日本自動車工業会,日本船舶海洋工学会関西支部,日本騒音制御工学会,日本塑性加工学会関西支部,日本鉄鋼協会関西支部,日本伝熱学会,日本燃焼学会,日本バーナ研究会,日本フルードパワーシステム学会,日本マリンエンジニアリング学会,日本流体力学会,日本冷凍空調学会,日本ロボット学会,農業機械学会,溶接学会関西支部,ターボ機械協会,京都工業会,滋賀経済産業協会,奈良工業会,兵庫工業会,大阪科学技術センター
日 時
2008年12月 3日(水)  9:30~16:50 (17:00~18:00 交流会)
4日(木)  9:30~16:50
会 場 大阪科学技術センター 8階 中ホール
[大阪市西区靱本町1-8-4/(06)6443-5324/地下鉄四つ橋線「本町」駅下車,28号出口北へ400m.靭(うつぼ)公園の北側]
趣 旨  設計,ものづくりの現場で3次元CAD,統合型CAEソフトの実開発や実設計での活用が進み,これらを用いた設計自動化・統合化・最適化の動きが本格化しています.
 本講習会では大学,ソフト会社,ユーザー企業から講師を招き,設計,開発,ものづくりのためのCAD,CAE,最適化技術の動向や各種技術の利用法,それら技術を統合した先進事例について具体例を交えて分かりやすく解説します.また,1日目の講習会終了後に交流会を開催いたします.大学・企業の枠を超えて,ものづくりに関わる技術者としての交流の場としていただければ幸いです.
 CAD,CAE,最適化の基礎を学びたい方から実務に適用したい方まで,様々な方にとって有意義な講習会にしたいと考えておりますので,多数の方々の参加をお願いいたします.
キーワード CAD,CAM,CAE,設計,システム,制御,自動化,統合化,最適化
内容
第1日目:12月3日(水)
9:30~10:40 構造最適化の動向と製品設計への適用方法 西脇眞二(京都大学)
構造最適化の動向として,形状・トポロジー最適化の新しい方法論の考え方を説明するとともに,構造最適化のセンサー,アクチュエータ,MEMSさらにはアンテナなどの電気部品の設計への適用方法について概説する.
10:50~12:00 設計・開発プロセスの3D化構築と3Dデータの有効利用方法のご紹介 石橋和義((株) ディアイスクエア)
「営業・企画」「構想設計」「詳細設計」「機構解析」「デザインレビュー」「生産部門への展開」など多岐にわたる場面での3Dデータ利用上の課題解決事例を紹介するとともに,製品開発プロセスを改革し,最適な設計・開発・生産方法へ導くための3D化構築の加速を提案する.
13:00~14:10 製品設計における大規模構造最適化ソフトウェアの活用 小坂 郁(VR&D.Inc)
自動車の車体やパワートレイン系の振動問題等を例に大規模構造最適化の動向や活用方法,更に今話題の非線形構造最適化手法について解説する.
14:20~15:30 振動問題へのパラメータスタディ適用方法と実例 工藤啓治(エンジニアス・ジャパン(株))
シミュレーション精度を確保するための有効な技術であるパラメータ同定から始め,多数の設計変数の寄与率を把握するサンプリング,最適解探索と多目的トレードオフ問題,最後にロバスト設計への適用までを振動問題を中心にその特性を考慮した事例で紹介する.また,これからの注目技術としてSimulation Data Managementの考え方と実施例についても解説する.
15:40~16:50 製品設計者が活用するためのCAE自動化事例 久保勝紀((株)電通国際情報サービス)
設計評価の手段として,設計フローの中でCAEツールを活用している企業事例を中心に,CAEの自動化技術とその構築の進め方について紹介する.
17:00~18:00 交流会
講師を囲んで,自由な雰囲気で情報交換を行います(簡単な飲み物・食事サービス付き).
第2日目:12月4日(木)
9:30~10:40 多目的ロバスト設計最適化の概要と適用事例の紹介 高瀬裕治((株)シーディー・アダプコ・ジャパン)
近年,大きく注目を浴びている多目的ロバスト設計最適化の考え方と基礎理論を概説するとともに,国内外企業による最適化の適用事例を紹介する.
10:50~12:00 設計者向け統合CAEプラットフォームと最適化ツールの紹介 前田茂稔(アンシス・ジャパン(株))
ハードウェア性能の向上,汎用CAE製品のインターフェース開発等に伴い,数値解析業務が解析専任者から設計者へ徐々にシフトしている.本講演では設計者向けに開発された統合CAEプラットフォーム,更に当社が有する多様なツールと組み合わせた最適化ツールの機能紹介を行う.
13:40~14:10 3次元逆解法と流れ解析によるターボ機械設計の最適化 渡辺啓悦((株)荏原製作所)
ターボ機械の羽根車やディフューザの設計において,翼の負荷分布を制御可能な3次元逆解法を用い,最適化手法,流れ解析を適用して負荷分布と性能特性の関連性から最適化を行う手法や事例について紹介する.
14:20~15:30 ガスタービン開発におけるCFDの活用事例 加藤博士(川崎重工業(株))
圧縮機・タービンの翼列設計にはCFDが古くから適用されてきたが,近年の計算機・解析ソフトウェアの性能向上に伴い,その解析対象の大規模化や複雑化,適用範囲の拡大が進んでいる.これら解析技術に関して,ガスタービン各部の要素設計に活用された事例について紹介する.
15:40~16:50 構造設計における3次元CAD/CAE適用の有用性について
- 強度評価は手計算でもできる! -
遠田治正(三菱電機(株))
構造設計の効率化のために,各方面において3次元CAD化とCAEの積極的活用が図られている.しかし,設計解析の目的を十分に認識しないまま,これらツールの活用ばかりを図るのも,かえって無駄を生じる場合があって好ましくない.本講演では,構造設計解析の大きな目的である剛性評価と強度評価に焦点を絞り,前者では3次元CADとCAEの利用が有効であること,後者ではそれがかえって無駄な場合が多いことを指摘し,ツールの適切な利用について提案する.
 
定 員 100名
聴講申込締切 2008年11月27日(木)(定員に余裕があれば、2日前まで申込を受け付けます)
聴講料

〔2日間の参加の場合〕
会員30,000円(大学,官公庁関係15,000円,大学院生・学生員10,000円),会員外50,000円(一般学生15,000円)
〔1日のみの参加の場合〕
会員20,000円(大学,官公庁関係10,000円,大学院生・学生員7,000円),会員外30,000円(一般学生10,000円)
ただし,いずれも教材1冊分の代金含む.

教材のみ 教材のみご希望の方は,1冊につき会員4,000円,会員外5,000円を添えてお申し込み下さい(送料は不要).
講習会終了後発送致します.
申込方法 受付を終了しました.
◎ 本講習会はこちら 【申込書】より申込みが出来ますので、ご利用下さい.

郵送,FAXまたはE-mailの場合は,「関西支部第299回講習会申込」と題記し,(1)氏名・会員資格,(2)勤務先・所属部課名・住所,(3)通信先住所・電話,(4)所属学協会名,(5)送金方法・送金額(内訳)・送金予定日および請求書の要・不要,(6)1日のみ参加の場合は参加日を明記のうえ,関西支部宛お申し込み下さい.聴講料は後日送付する請求書に記載の銀行口座または郵便振替口座宛ご送金ください.現金書留または当日支払いも受け付けます.
その他

(1)申込受付後,聴講券をお送りしますので両日とも必ずご持参下さい.
(2)協賛学協会員の方も本会会員と同様にお取り扱い致します.
(3)受講をキャンセルされる場合は2日前までにご連絡願います.2日前までにご連絡のない場合は聴講料をお支払いいただきます.
(4)CPDポイント登録致しますので機械学会会員(個人)の方は必ず会員証カードをご持参下さい.

※講習会の申し込みに際しお届けいただいた個人情報は,聴講券の送付,当支部からの連絡等にのみ使用させていただきます.