2006.10.3更新
協 賛 | 日本ガスタービン学会,可視化情報学会,計測自動制御学会関西支部,精密工学会関西支部,システム制御情報学会,日本金属学会関西支部,日本計算工学会,日本材料学会関西支部,日本流体力学会,日本塑性加工学会関西支部,日本マリンエンジニアリング学会,化学工学会関西支部,日本化学会,日本伝熱学会,日本航空宇宙学会関西支部,溶接学会関西支部,日本船舶海洋工学会,日本冷凍空調学会,日本燃焼学会,日本鉄鋼協会関西支部,自動車技術会関西支部,ターボ機械協会,日本バーナ研究会,滋賀経済産業協会,京都工業会,奈良工業会,兵庫工業会,大阪商工会議所,大阪科学技術センター | ||
開催日 |
平成18年12月5日(火)9:30~16:20 |
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会 場 |
大阪科学技術センター 8階 中ホール |
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趣 旨 | 熱流体計測は,実際に生じている様々な現象を直接的に把握するのみならず,これらの現象を解析するための数値シミュレーションとの両輪を成す技術としても重要です.特に最近では,レーザを用いた可視化計測や画像を用いた計測技術により,複雑な現象まで測定可能となっています.本講習会では,各分野の第一線でご活躍の先生方を講師にお迎えし,熱流体現象の解明に必要な計測技術の基礎と,これらを適用して計測した事例についてご講演いただきます.さらに計測器メーカからは,最新の計測器のご紹介とデモを行っていただきますので,実際に計測を体験していただけます.大学院生および企業の若手技術者はもちろん,すでに各分野で熱流体の計測に携わっておられる方にとっても有益な内容となっておりますので,多数の方のご参加を希望いたします. | ||
題目・内容・講師 | |||
12月5日(火) | |||
時間 | 題目 | 内容 | 講師 |
9:30~11:00 | 熱流体計測の基礎と応用-温度・熱流束測定 | 温度は日常生活の中に入り込んでいる極めて身近な量であるが,このために却って,温度はいい加減に扱われている面を否定できない.本講では,温度の意味から出発し,温度と熱流束の正確な計測法について解説する. | 京都大学大学院 工学研究科 吉田英生 |
11:10~12:10 | 火炎内の温度・成分濃度レーザ計測の基礎と応用 | 火炎内の温度と成分濃度のレーザ計測に関して,計測法の基礎,散乱法による計測(レーリー散乱計測),レーザ誘起蛍光法(LIF)による温度・濃度計測等について,実際の適用事例なども含めて解説する. | 大阪大学大学院工学研究科 小宮山正治 |
13:10~14:40 | 航空機エンジン燃焼器開発に関わる燃焼流の光学的計測と能動制御 | 航空機エンジンの低NOx化技術として期待されている希薄予混合燃焼を対象としたレーザー計測(PIV法, PLIF法, LIPS法など)や火炎自発光計測について,計測手法の解説と現象解析例の紹介を行う.また,希薄予混合燃焼器で問題となっている振動燃焼の計測や能動制御の適用事例についても述べる. | 宇宙航空研究開発機構 立花 繁 |
14:50~16:20 | 大気・海洋の流体力学 | 大気や海洋といった地球流体の運動は,それが存在する惑星の自転や重力の影響を受けて,複雑な振る舞いをする.このような地球流体の運動を理解するための基礎的な概念である渦位について解説し,それによって説明される大気現象について紹介する. | 神戸大学理学部 岩山隆寛 |
12月6日(水) | |||
9:00~10:30 | 流速計測の基礎と応用 | 流速は熱流体機器・現象を理解するために重要な量である.本講では,種々の流速計測法の利点・欠点を概説するとともに、LDV、PIV等の光学計測手法を中心に,その原理,注意事項について適用事例を交えて解説する. | 神戸大学大学院 自然科学研究科 細川茂雄 |
10:40~12:10 | 混相流の可視化計測 | 混相流は相の混在した複雑な流れであり、本講習では気液二相流を対象として、一般的な各種測定法を概説し、放射線を用いた計測について、燃料電池、ヒートパイプ、燃料噴射ノズル等への応用例を紹介する. | 神戸大学工学部 竹中信幸 |
13:10~14:10 | 燃焼機器開発に用いられる光学計測技術についての概要と適用事例の紹介 | ガスタービン燃焼器やレシプロエンジン等の燃焼機器開発において用いられる、光を用いた燃料濃度計測技術、流動計測技術、燃料噴霧の粒径計測技術等についての概要とその適用事例を紹介する. | 川崎重工業(株)技術研究所熱技術研究部 柏原宏行 |
14:20~15:20 | CO2ヒートポンプ給湯機の熱計測 | CO2ヒートポンプ給湯機(エコキュート)は、温暖化係数の低いCO2冷媒と省エネ性の高いヒートポンプ、および安価な深夜電力がうまく組み合わさった結果、極めて低いランニングコストを実現している.本機の開発では、ヒートポンプの性能測定に加えて、給湯機の信頼性を評価するための熱計測も行っている.ここでは、CO2冷媒の特性も踏まえながら、実際の開発で行った熱計測について紹介する. | (株)ダイキン環境・空調技術研究所 笠井一成 |
15:30~16:50 | 計測器メーカ説明、展示 | ||
・高速度カメラの最新動向の紹介 | 従来の手法のように高速度カメラを用いた可視化のみならず、分光器を用いた分光解析、2色温度法による温度解析を紹介する.また、燃料等噴霧の流体解析、噴霧角度解析、粒度分布解析なども紹介する. | (株)フォトロン イメージング部 古川 仁 |
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・最新のPIV計測の事例紹介 | エンジン吸気ポート3次元形状データに基づき可視化モデルを製作、屈折率マッチング流体を用いて複雑流路のステレオPIV計測を実施、3次元詳細構造を解析、および暗視野顕微鏡法を拡張することによって、液流・気流の幅広いアプリケーションに対して、柔軟な可視化計測方法をコンパクトなマイクロPIVシステムとして紹介する. | (株)フローテック・リサーチ 武田伸一郎 |
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定 員 | 100名 | ||
申込締切 | 11月28日(火)(定員に余裕があれば,2日前まで申込を受け付けます) | ||
聴講料 |
〔2日間の参加の場合〕 |
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教材のみ | 教材のみご希望の方は,1冊につき会員4,000円,会員外5,000円を添えてお申し込み下さい(送料は不要). 講習会終了後発送いたします. |
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申込方法 | 受付を終了しました. |
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その他 |
(1)申込受付後,聴講券をお送りしますので両日とも必ずご持参下さい. |