(社)日本機械学会関西支部
2007.8.31更新
「航空機に関する講演と見学会」を終えて
(平成19年8月8日)
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(社)日本機械学会関西支部企画の「機械の日・機械週間」の記念行事の第2弾として,2007年8月8日(水)に「航空機に関する講演と見学会」が新明和工業(株)殿のご協力を得て,同社航空機事業部甲南工場において開催されました.当日は晴天にも恵まれ,学生33名を含む計83名の参加がありました.まず,寺田博之氏(航空宇宙技術振興財団理事)の講演「飛行機のことをもっと知って3倍楽しもう」では300トンの金属の塊である飛行機が自由に空を飛ぶことの原理,人類が空に憧れ挑戦してきた歴史,飛行機に乗ることによって体験できるブロッケン現象や偏西風の速度,飛行機の安全や安心の維持にまつわるよもやま話など,続いて坂田公夫氏(宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事・総合技術研究本部長)の講演「次世代超音速機の研究開発(わが国の技術挑戦)」では次世代の超音速旅客機に求められる低燃費,高環境適合性,高輸送効率などの課題を克服するためにJAXA航空グループを中心に進めている研究開発についてお話がありました.見学会に先立ち深井浩司氏(新明和工業(株)航空機事業部甲南本部技術部長)から飛行艇開発の紹介があり,その後4班に分かれて実機を見学しました.活発な質疑応答は講師を交えた懇親会まで続き,有意義な催しとなりました.この行事が若い人達にとって機械工学の面白さ,素晴らしさを知ってもらう一助となれば幸いです.末筆ながら,寺田博之様,坂田公夫様,生山 通技師長様はじめ新明和工業(株)航空機事業部の方々ならびに当日の司会をお引受けくださった前常務幹事の大阪大学・武石賢一郎先生,暑い中,工場までの道案内を手伝っていただいた神戸大学海事科学部の学生さん達に厚くお礼を申し上げます.
以下は当日の模様です.
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参考:「航空機に関する講演と見学会」のご案内