2021.7.1公開 2021.9.22更新 |
日 時 |
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会 場 | オンライン開催 (Zoomを利用.一部You Tubeライブストリーム配信を利用) | |||||
趣 旨 | 島国で資源に乏しい日本は3E+S(環境・経済性・安全保障+安全性)を前提にベストミックスを目指した電力確保を行ってきた.しかし,福島以降の原子力に対する不信感,地球温暖化対策による石炭火力に対する拒否感,逆に再生可能エネルギーに対する過度の期待などが相まってエネルギーの安定供給に対する技術的ハードルは高くなっている.日本は2050年のカーボンニュートラルを目標に2030年度に温室効果ガス46%削減(2013年比)を表明したが,エネルギー政策は各国個々の状況に強く影響され単純な数字の比較では理解できない.ここでは,カーボンニュートラルに関連する話題として紹介いただき機械工学の基盤となるエネルギー供給の基本について考える. | |||||
プログラム | ||||||
司会 日本機械学会関西支部 企画幹事長 梅川 尚嗣(関西大学) | ||||||
時間 | 題目・内容 | 講師 | ||||
13:30~13:35 | はじめに | 関西支部 支部長
岡村 一男(日本製鉄(株))
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13:35~14:05 | 電力供給の現状と課題 | 関西電力(株) 研究開発室長
藤岡 直人
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不安定な再生可能エネルギーの発電量増大に伴い,電力需要と供給の同時同量が絶対条件である電力供給はより厳しいものとなっている.特に,原子力・石炭火力に対する制約にくわえ電力自由化,発送電分離,過疎化地域の増大など考慮すべきファクターの増加を踏まえて,現状と課題を紹介いただく. | ||||||
14:05~14:35 | 2050年カーボンニュートラルとJ-POWERグループの取り組み(石炭から水素へ) | J-POWER(電源開発(株)) 取締役常務執行役員
笹津 浩司
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J-POWER は“BLUE MISSION2050”を掲げ,カーボンニュートラルと水素社会の実現に向けて取り組んでいる.柱の1つが,石炭ガス化技術,ガス精製技術とCO2分離・回収・貯留・有効利用技術(CCUS)を要とした「CO2フリー水素」製造.既設の石炭火力にガス化設備を追設し,新たな価値を付加する水素を含むガス発電への転換(アップサイクル)や,豪州では未利用褐炭を用いたCO2フリー水素製造も始まる.現状と課題を紹介いただく. | ||||||
休憩 | ||||||
14:40~15:10 | 新型炉を中心に国内外の動向と原子力イノベーションに係る取組み | 日本原子力研究開発機構 高速炉・新型炉研究開発部門 副部門長
上出 英樹
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二酸化炭素を排出しない原子力,特に新型炉を巡る国内外の動向,安定電源として変動性再エネの拡大にも貢献する原子力の多様な機能,安全性・経済性のさらなる向上に向けた原子力イノベーションの取組み状況などを紹介いただく. | ||||||
15:10~15:40 | 水素利用に向けた取り組みの進捗と課題について | 川崎重工業(株) エネルギーソリューション&マリンカンパニー 産業プラント総括部副総括部長 理事
井上 健司
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CO2を出さないクリーンな水素は家庭用から産業用,さらには大規模のエネルギー貯蔵手段としての利用など幅広い分野で検討されており,特に発電への利用は将来のポストLNGとして期待されている.ここでは水素利用 に向けた取り組みの進捗とその課題について紹介いただく. | ||||||
15:40~16:00 | 総合討論 | 企画幹事長 梅川 尚嗣(関西大学) |
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エネルギーに対する考え方は,国際的なヘゲモニーの取り合いでもあり,小資源国でありながら技術立国である日本にとっては死活問題となる.このため専門家だけではなく個々に正しい情報認識が必要となると考えられ,そのための概念理解を意識した討論を考える. | ||||||
定 員 | ||||||
申込締切 | ||||||
参加費 | 無料 | |||||
申込方法 | ◎ こちら【申込フォーム】よりお申込みください. 当日昼までにWeb URL,ミーティングID,パスワードをメールにてお送りします. |
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問合せ先 | 一般社団法人日本機械学会 関西支部 電話 (06) 6443-2073 E-mail:info@kansai.jsme.or.jp |
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その他 | ※本行事の申し込みに際しお届けいただいた個人情報は,当支部からの連絡にのみ使用させていただきます. ※録画・撮影・録音は禁止します. ※Zoomの接続は https://zoom.us/test で事前確認できます. |