2011年度関西支部特別フォーラム報告
関西支部では,会員サービスの一環として2009年度は「巨大災害に工学・技術が今どう取り組むべきか?」,2010年度は「技術の伝承に今どう取り組むべきか?」と無料のフォーラムを実施してきていますが,本年度は3月11日に発生した東日本大震災を受けて,「この危機を契機として,機械に支えられた現代文明のこれからを考える」と題する特別フォーラムを,平成23年8月6日(土)午後に大阪科学技術センター大ホールにおいて開催いたしました.当日は講師として日本機械学会を代表するメンバーに加え,哲学や文化人類学の分野で日本をリードしておられるお二人を迎えて,示唆に富んだお話をいただきました.また,講演後および最後の総合討論においては,会場の技術者の方々より活発な質問や意見が寄せられ,大変有意義なフォーラムとなったと思います.尚,当日の参加者は,本部・支部関係者を除き,
企業27名,大学・官公庁21名,学生21名,リタイヤ13名,一般6名の計88名でした.ご講演いただきました講師の方々,および参加していただきました皆様方に厚くお礼申し上げます.
コーディネータ・司会 関西支部企画幹事長 吉田英生(京都大学)
|
1. |
東日本大震災に対する日本機械学会の取り組み |
|
東京大学大学院 工学系研究科 教授(日本機械学会 筆頭副会長) |
|
金子成彦
|
|
|
2. |
原発災害を契機として明らかになった我が国の危機管理のあり方 |
|
関西大学大学院 社会安全研究科 副研究科長 |
|
(元日本機械学会 関西支部常務幹事) 小澤 守 |
|
|
|
|
3. |
科学技術に「慈悲」はあるか |
|
東京工業大学大学院 社会理工学研究科 |
|
准教授 上田紀行 |
|
|
4. |
子孫に文明を相続させるには
現代社会の縮小を |
|
京都大学大学院 工学研究科 教授 |
|
(元日本機械学会副会長・元日本機械学会
関西支部支部長)松久 寛 |
|
|
5. |
機械は便利であればよいのか |
|
大阪大学総長 鷲田清一 |
|
|
|
|
6.総合討論 |
|
|
|
|
|
参考:
関西支部特別フォーラム案内